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「ガイ」【ガイ・セシル】

「ああああのっ、ガイ様…ッ」

バチカルに戻ったついでに持ってきた、とガイに渡されたのはナタリアと城を出 るときに置いて来たはずのメイド服。
さんざんせがまれた挙句、着衣すれば一瞬でその腕に抱きかかえられ、ベッドま で移動。
彼の胸に抱き締められてかれこれ十数分たつ。
ガイはといえば、アルビオールを操縦出来たのがそんなに嬉しかったのか、仲間 内で通称、ロマンチェイサーと呼ばれる作業着兼操縦服を着たまま、フィーネの 髪の毛やら背中やらを撫でている。

「どうしたんだい、フィーネ」
「あ、あのそろそろ私…っ」

訴えてもなんのその。
フィーネは対人恐怖症で、いくら触れることは出来るといえど限界がある。
そのことは女性恐怖症のガイもよくわかっているだろうに、彼はフィーネに対し ては限界がないらしい。

「ガイ様…」

小さな声でそう言うとフィーネは耐えられないというように、身体をもぞもぞさ せはじめる。
逃さないようにガイはがっちりと彼女を抱く腕に力を込めると、耳元で囁いた。

「君が俺のこと『ガイ』って呼んでくれたら離してあげるよ」
「そ、そんな…こと…」

できない、とフィーネは思った。
彼女は只の一度だって彼を呼び捨てで呼んだことがない。
呼ぼうとも思ったこともなかった。
ガイは自分の生涯の主君だから。
今まで赤くなっていた顔を更に真っ赤にさせ、小さな震える声でできませんとフ ィーネは答えた。

「それじゃこのまま」
「!」

そう言うとガイはフィーネの背中にあった手を下に下ろし、彼女のスカートの上 から尻を撫で始めた。
フィーネはビクリと体を揺らして、熱い息を吐く。
その様子をガイは嬉しそうに見つめた。

「フィーネ、言ってくれ」
「ん…あっ」

首筋をねっとりと舌で舐められた。
身体中がゾクゾクする。
人に触れられるだけで緊張に走るのその体は、全身が敏感になってしまっている 。

「やっ……おやめ…ください…っ、ガイさ…っまぁ」
「君が名前を呼んでくれるまで止められない」
「ふあぁっ…んあっ」

スカートの上から尻を揉まれた。
思わず声をあげてしまう。
もう、恥ずかしさでどうにかなりそうだった。

「…はぁ…んっ…………ガ…イ…ッ」

絞り出すようにフィーネはその名を呼ぶ。
ガイは嬉しそうに笑うとそのままフィーネを組敷いた。

「いいね。もう一度」

頭にかけられた遠視鏡を外しながらガイが言う。

「ぁ…っ……ガイ…」
「もう一度」
「ガイ…」
「もう一度」
「……ガイ」

ガイは満足そうに頷くと、フィーネに口づけた。
口内の隅々まで舌で侵される。
絡められたそれを受け止めるのがやっとだった。

「んんっ…ぅ……はぁ…」
「君はやっぱりこの服が似合うな。可愛いよ」

唇を離せばお互いの口から銀の糸がひき、途切れたときガイは作業服のファスナ ーを下ろし始めた。

「ぁっ…あのガイ様っ…私、もう……」

ビクビクと軽く痙攣する身体を抑えながら懇願すると、ガイは彼女の右手を持ち 上げ甲に口づける。
閉じられた瞼から伸びる長い睫毛にドキドキした。

「このままあなたを抱かせて頂きたいんですが、宜しいですかお嬢さん」

唇が接したその肌からじんじんと甘いうずきが始まる。
フィーネの身体は高揚し、離れたいという思いとこのままガイに抱かれたいとい う思いが交錯した。
フィーネの口が小さく動く。

「……仰せのままに。ガイラルディア様…」

伏せた瞼にキスが降る。
彼の顔を見れば、嬉しいような苦しいような顔をしている。

「無理矢理にして…悪いな。こうでもしなきゃ君を抱けないと思って」

頬にもキスの雨が降る。
これは謝罪の雨だ。
フィーネを無理に抱くガイの。
フィーネはそうではないことを知らせなくてはと思った。
貴方に抱かれるのは本望だと。
震える両手でガイの頬に手を伸ばす。
一瞬驚いたガイの唇にそっとキスをする。
触れるだけの、精一杯のキス。
すぐにガイの濃厚なキスが返ってくる。
むさぼるように、何度も何度も角度を変えて。
そのうちガイの手がフィーネの胸を探り、服の上から揉みしだく。
二人の唇が離れると、フィーネの口から出るのは矯声ばかり。
首筋を吸い上げられ、服を脱がされ、ガイの手が直にフィーネの胸を揉む。

「柔らかいな…」
「や…ん…っ、言わな…いで」

触れあう肌が更にお互いを熱くする。
ピンク色した突起にガイは軽く歯を立てた。
フィーネの身体が大きく揺れる。
そして舌で舐め回しながら、ガイはもう片方を右手で摘む。
指の腹で押したり向きを変えたりすれば、フィーネの声がどんどん大きくなる。
ガイはその手を少しずつ下へと伸ばした。
スカートをたくしあげ、タイツと下着を一気に下ろし、足から抜き取った。
外気に触れたそこはキラキラと光っている。

「ふぁっ…あっ」

ガイはそこを舐め始めた。
予想もつかないその動きにフィーネはもうどうにかなりそうになる。

「ガイ…さ……まっ、そんなトコ…汚…ぃ」
「汚くなんかないさ。とても綺麗だ」

心の底からお慕いするその人が、自分の恥ずかしい場所を舐めているという刺激 の強さに、今にもフィーネは意識が飛びそうだった。
ガイの舌がフィーネの愛液を一滴も逃さないとでも言うように丹念に舐めあげる 。

「あぁっ…んぅ…ガイさまぁっ」

身体の奥が、ガイが触れている場所が、ガイがキスした場所が熱くて頭がぼうっ としてくる。
わざと出された恥ずかしい音にどうしようもなくドキドキする。

「もう…いいかい?」

ガイの言葉にフィーネが頷くと彼はそっと自身を取り出す。
凝視することが出来ず、視線を泳がせるとガイが唇を重ねた。
次にやってきたのは酷い痛み。
これがガイでなかったら、ガイのキスがなかったら決して耐えられるものじゃない。
身体が張り裂けそうになり、フィーネはぽろぽろと涙を流す。
ガイの自身がフィーネの最奥まで達した時は、お互い額に汗をにじませていた。
ゆっくりとガイが腰を動かし始めた。
はじめはただの痛みだったものが次第に快感へと変わっていく。
何よりもガイとひとつに慣れたのが何よりも嬉しかった。

「フィーネ…もう一度、ガイって呼んでくれ」

熱っぽい瞳。
熱い吐息。
どうにかなってしまう。

「……ガ…イ…っ、はぁ…ガイ…っ」

ガイの背中にしがみついて、フィーネは何度も彼の名を呼んだ。
ガイは愛おしそうにフィーネの髪を撫で、律動を早める。
口づけ。

吐息。

体温。

全てに意識が集中する。

もっと呼んで。

君のその声で。
俺の名前を。

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