君の隣で
「あ゙~、だりぃ」夏休みが始まって数日。いつもなら楽しみな誕生日。うまい料理食って、ケーキ食って腹一杯になって。昨日までは楽しみにしてた誕生日。…杏が祝ってくれるって思ってたから。昨日、俺たちは喧嘩した。原因は、杏が俺の誕生日に神尾や伊武た…
text テニスの王子様:桃城 武×橘 杏
好きとか嫌いとか。
「ねぇ、ちゃんと言ってよ。好きなの?嫌いなの?」「え?!えっと…」テニスコートのフェンス越し。大胆にも、みんなの居る前で告白をした越前に敬意をはらいたい。「ねぇ、どっち?」ハスキーがかった声が聞こえてくる。バァさんは会議、部長は役員会という…
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特別な存在
いつも通る曲がり角。その先にあるスポーツ店。そこから出てきたのは貴方と………知らない女の子。嘘だと思った。見間違いだと自分に言い聞かせた。けれど、貴方はその子に楽しそうに笑いかけた。……自分は特別だってなんで思ったのかな。貴方は誰にでも優し…
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好き
「あたしのこと、好き?」「は?」ストリートテニス場からの帰り、杏はそう、桃城に聞いた。「だから、あたしのこと好き?」すぐに聞き返してしまった言葉に少しむっとしながらも、杏はもう一度聞いた。「…嫌いじゃない」と、桃城は返した。素直じゃないなと…
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帰り道
「……」「……」俺が告白して、橘妹がOKして、付き合い始めて二日が過ぎた。そして今、付き合ってから初めて逢い、初めて二人で帰っている。お互い緊張しすぎて言葉が出てこないことをわかっていた。部活が終わって校門を出ると橘妹が待っていて、「一緒に…
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橘杏争奪戦っ!!
「なぁ、桃城」「ん?」「お前、杏ちゃんのこと好きか?」「………は?」冷静に考えて俺は神尾にそう返した。珍しく神尾なんかに呼ばれて暇だったから来てみたら、真剣な顔してそんなこと言うからちょっとばかし呆れてしまったのだ。「だーかーらー、お前は杏…
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