Smile&Feeling
不動峰と青学テニス部の合宿。にぎわう合宿所に貴方が居ないことに気がついた。「モモシロくん!」慣れない他校の敷地内をうろうろして、テニスコートの前まで来ると探していたツンツン頭を見つけた。「おー、橘妹。どうした?」「モモシロくんが居なかったか…
text テニスの王子様:桃城 武×橘 杏
matrimony
「ちょっ、モモシロくん!ラケット忘れてるわよっ」「おっ、わりぃ、わりぃ」出会ってから12年後、桃城武と橘杏は結婚した。杏は『桃城』と姓を変えたのだが、学生時代の名残をなかなか戻すことはできない。「『武』でいいって言ってんのによー…」差し出さ…
text テニスの王子様:桃城 武×橘 杏
run away!
「あ、来た来た!モモシロくん!」杏はこちらに走ってくる桃城に向かって大きく手を振った。「待ったか?」白い息を吐きながら、笑って彼は言った。全然、っと杏も笑顔で答え、二人は手を繋いでゆっくりと街路を歩き始めた。久々に訪れた桃城の部活休み、せっ…
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そのトキ。
「モモシロくんってさ、いつから私のこと好きになった?」「ん?」桃城は杏の声に反応し、その目を雑誌から彼女へと移した。珍しく掃除された、桃城の部屋に寝ころんで杏はにこっと笑っていた。「ね、いつから?」茶色の髪をふわっと揺らした彼女はじっとこち…
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貴方のココロ
誰にでも優しくて、誰とでも仲良くなれる。そんな貴方が好きになった私がいけないのに。「だから、もう少し腰を落としてな」久しぶりにストリートテニス場にモモシロくんが来て、すごく嬉しかったけど何人か女の子たちを連れていた。同じクラスの女の子みたい…
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君の隣で
「あ゙~、だりぃ」夏休みが始まって数日。いつもなら楽しみな誕生日。うまい料理食って、ケーキ食って腹一杯になって。昨日までは楽しみにしてた誕生日。…杏が祝ってくれるって思ってたから。昨日、俺たちは喧嘩した。原因は、杏が俺の誕生日に神尾や伊武た…
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好きとか嫌いとか。
「ねぇ、ちゃんと言ってよ。好きなの?嫌いなの?」「え?!えっと…」テニスコートのフェンス越し。大胆にも、みんなの居る前で告白をした越前に敬意をはらいたい。「ねぇ、どっち?」ハスキーがかった声が聞こえてくる。バァさんは会議、部長は役員会という…
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特別な存在
いつも通る曲がり角。その先にあるスポーツ店。そこから出てきたのは貴方と………知らない女の子。嘘だと思った。見間違いだと自分に言い聞かせた。けれど、貴方はその子に楽しそうに笑いかけた。……自分は特別だってなんで思ったのかな。貴方は誰にでも優し…
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好き
「あたしのこと、好き?」「は?」ストリートテニス場からの帰り、杏はそう、桃城に聞いた。「だから、あたしのこと好き?」すぐに聞き返してしまった言葉に少しむっとしながらも、杏はもう一度聞いた。「…嫌いじゃない」と、桃城は返した。素直じゃないなと…
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帰り道
「……」「……」俺が告白して、橘妹がOKして、付き合い始めて二日が過ぎた。そして今、付き合ってから初めて逢い、初めて二人で帰っている。お互い緊張しすぎて言葉が出てこないことをわかっていた。部活が終わって校門を出ると橘妹が待っていて、「一緒に…
text テニスの王子様:桃城 武×橘 杏
橘杏争奪戦っ!!
「なぁ、桃城」「ん?」「お前、杏ちゃんのこと好きか?」「………は?」冷静に考えて俺は神尾にそう返した。珍しく神尾なんかに呼ばれて暇だったから来てみたら、真剣な顔してそんなこと言うからちょっとばかし呆れてしまったのだ。「だーかーらー、お前は杏…
text テニスの王子様:桃城 武×橘 杏
呼べない名
「嫌だ。どうしてだネフリー」離すものか。離すなんてことできるか。ピオニーは折れそうな彼女を強く抱きしめた。離してしまったら、文字通り手が届かなくなる。「行くなよ。他の男のところになんて行くんじゃない」「無理です。 貴方もわかっているでしょう…
TALES OF THE ABYSS:ピオニー×ネフリー text